職場で支給される事務服のスカート丈が長めがいいのか、短めでも許されるのかが気になる、
そんな時は皆さんどのような方法でお悩みを解決されていますか。
身長や体重によって号数も違いますし、
年齢や職場の雰囲気によっても相応しいスカート丈は違ってきます

また足元がヒールのあるパンプスを着用するのか、
指定のサンダルがあるのかによってもバランスは変わりますし、
制服といえども足を綺麗にスッキリ見せたいという希望もあることでしょう。

そこで事務服のスカート丈の長さの定義と、調節方法や印象の違いについて触れてみましょう。

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スカートの丈の長さの定義と上手な調節方法

事務服のスカート丈のめやす

短い丈のスカート

ビジネスシーンにおいて「短い丈のスカート」というと、
直立した時に膝小僧が全部見える長さを指します。
ここからさらに膝上5センチや10センチなどになると、
事務服としてはかなり短めの部類に入ります。
膝下が全部見えることで足が長く見えるメリットがあり、比較的年齢の若い方に支持されています。

標準的な丈のスカート

標準的な丈のスカートとは、膝の真ん中あたりに裾がくるものを指します。
おそらくこの丈が一般的な制服として想定されている丈であり、
身長160cm弱で中肉中背の9号サイズの方でこのぐらいになるようにデザインされています。
逆に言うと身長が平均より低い・高いなどの特徴によってはいわゆる普通の膝丈にならないので、
個々での調節をされていることが多いです。

長い丈のスカート

そして長めのスカート丈とは膝が完全に隠れる丈を指し、
ふくらはぎまでかかる丈になるとかなり長めということになりますね。
このスカート丈ですと身長の高い方にはちょうど膝丈になることもあり、
様々な年代や体型の方に対応できるメリットがあります。

スカート丈を考慮した事務服のサイズ選び

制服のサイズを申告する上で、
上下のサイズをバラバラに申告できればスカートの丈もある程度好みの丈にできますが、
身長に合わせると不都合が出る時は、
小さめよりは大きめのサイズにしておいた方が後々安心ですね。

特にスカートのデザインがプリーツの形であれば座ったときでもそこまで上がりませんが、
タイトな形だと座った時に膝上まで上がりやすいため、
スカートのデザインを踏まえた上でサイズを決めるのが得策です。
長い分にはベルトやホックの位置を変えるだけでも数センチの調節は可能です。

与える印象:短め丈のスカート

事務服のスカート丈を短めにしておくとどのような印象に見えるのでしょうか?
膝下が全部見えることで足が長く華やかでスッキリとした印象に見えるのがこの丈です。

しかしデメリットとしては、
まずオフィスで冷えやすくなるので足元の冷え対策は必須となることでしょう。
そして、職場の職種や来客の頻度、求められる業務の内容によっては、
短い丈のスカートを好ましくないと考える年代や立場の方も
一定数はいることを忘れてはいけません。

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シーンにふさわしい丈選びを

制服の役割としては、
ビジネスのシーンで失礼が無いような服装であることが前提に考えられていますので、
自分の見られたい印象や好みのスカート丈を徹底する前に、
職場の雰囲気を邪魔していないかTPOに立ち返ることも大切です。

逆に華やかな印象を与えることも求められている場合は、
最初からスカート丈を普通より短めに想定されていることがありますので、
膝が出ることが気になる方はサイズを上げて腰で履くなど
短くなり過ぎない方法を考えておくと良いですね。

短いスカート丈の制服でもストッキング着用なのか、
タイツでも可能なのかによっても抵抗のあるスカート丈は違ってきますよね。
入社してから制服にストレスを感じなくて済むように、事前に確認しておきたいポイントです。

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与える印象:普通の丈のスカート

起立した時に膝の真ん中あたりで、
座った時に膝が出るぐらいの普通の丈のスカートが与える印象は、
品が良く客観的に見ていて安心できビジネスシーンの邪魔をしないイメージではないでしょうか。
TPOの観点から見ても、不快に感じる方がいない丈とも言えますし、
様々な性別や年代の方に受け入れられやすいのが最大のメリットです。

最近ではオフィスカジュアルで良いという職場も増えていますし、
事務服の上着以外は自由という職場も増えているようですが、
人によってオフィスカジュアルの定義は微妙に幅があり、
特に同性の目から見ると職場に相応しいアイテムなのかどうか価値観も違ってきます。

万能で無難な標準的な丈を選ぶ

そういった服装でのトラブルを避ける意味でも
制服以外でも普通の丈のスカートは一番無難な印象を与えることができますので、
迷った時は膝丈を選ぶと後悔しない買い物ができます。

黒やグレー、ネイビーのストライプなど、
落ち着いた色合いの膝丈スカートはファッションの流行に大きく左右されることがありませんし、
通勤時に季節によってブーツやパンプスなど変化をさせたい時も、
オーソドックスなスカート丈は足元をコーディネートする時に悩む時間が必要ありません。

落ち着いた印象を与えるスカート丈であることから、
若干地味なイメージになると思われがちですが、
事務服の本来の役割としては十分に果たせているということになりますね。

与える印象:長め丈のスカート

膝丈よりも意外とスタイリッシュな印象になるのが、膝が隠れるぐらい長めのスカート丈です。
この丈のスカートが制服として導入されている場合、
ほとんどのデザインがタイトな形でペンシルスカートと呼ばれるシルエットになっています。
プリーツのあるスカートに比べてお腹周りに余裕が生まれない、
スリットが入るデザインになりがち、身長の低い方にはスッキリしない印象になるなど、
着こなしとしては難しい丈になります。

お腹やヒップ周りに余裕がないタイトで長めなスカートをストレスなく履きこなしたい、
スタイルに自身が無いけれど制服だから着用しなければならないなど、事情は様々です。
サイズを上げてしまうとスカートの丈も長くなり、ゾロゾロとした印象になってしまいがちです。

靴の高さで応用が利く

そんな時は、少し手間はかかりますがワンサイズあげておいて
裾から数センチ中に織り込んで縫っておいても良いですし、
ペタンコの靴やサンダルよりも5cm程度のヒールや底のあるものを履けば膝下が長く見えて、
スタイリッシュに着こなすことも無理ではありません。

スカートのトレンドとしてはペンシルタイトスカート自体が定着しており、
大人っぽく上品なビジネススタイルを印象付けることができます。
長めのスカートはショートブーツとの相性が良いので、
通勤時にも制服を着用する時も足元に変化をつけて楽しんでみてはいかがでしょうか。

事務服のスカート丈、数cmの違いがあなたの印象を変える

華やかでアクティブな印象の短い丈のスカートから、万人に失礼のないオーソドックスな膝丈、
シックでスタイリッシュな印象になる長めの丈まで、
スカートの丈ひとつでここまで印象が変わるのは発見でしたね。
見られたい印象も大切にしながら、職場の雰囲気と職種などを参考に、
TPOに相応しい丈と自分の好みのちょうど良いポイントを見つけるようにしていきましょう。

事務服はそもそもビジネスシーンのために作られたものであり、
個性を追求するものではありません。
しかし現在のファッション重視の風潮の中で、完全に制服だからと割り切れない気持ちもあります。

職場の規律の許す範囲の中で、パンプスやサンダル、ストッキングやタイツなどを活用して
自分のベストバランスが見つかるのが理想的です。

スカートの形やデザインによって、ふだん着ている洋服のサイズ選びとは違うことを頭に入れて、
快適な制服の着こなしが見つかると良いですね。

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